《良かった!新井先輩だ!
助けて貰える…》





タムラ
「何だよなぁ!
もぅ少しだったのに!」





そぅ言いながら
田村が部屋を出て行った瞬間

陽菜は起き上がって
乱れた服を直していると





部屋の外からはザワザワと
話し声が聞こえてくる…。










―――…カチャ…










部屋のドアが開いて
入って来たのは



新井先輩では無く
陽菜の知らない金髪の男が2人。











「何だよ田村ぁ〜!お前
先に1人でヤル気だった訳〜♪」





服の胸元を押さえ
疼くまっている陽菜を見て
1人が言うと





タムラ
「俺、場所提供してんだぜ♪」






「ジャンケンで決めただろ♪
順番だよ♪順番♪」





ニヤニヤしながら
近付いてきた男が髪を触る手に

身を強張らせる姿を見ながら






「思ってたより
良いんじゃねぇの♪」





ヒナ
『……ぉ…お願い……
…助けて……』





必死な思いで助けを求めるも






「可哀想に
泣いちゃってるよ〜♪」