まだ幼い顔で八重歯を見せながら
嬉しそうに笑う光輝…。
そんな可愛い光輝が
大好きだった。
――――…チュッ…
陽菜が
光輝の頬にキスをすると
まだ手を繋いだ事しか無い
2人だったから
ビックリした光輝は
大きな目をクリクリとさせ
陽菜を見つめる。
ヒナ
『そうだよ♪友達には
こんな事しないしね♪
光輝は陽菜の彼氏だから♪』
コウキ
「………ありがとう…
…凄く嬉しい♪」
そう言って
陽菜をギュッと抱き締めた。
学校の噂で
色々聞いていた光輝は
―――…多分…
凄く不安だったんだろう…。
陽菜は
〔彼氏は彼氏
男友達は男友達〕
と割り切れば
《別に遊ぶくらい良い》
って思ってたから
〔彼氏の為に
男友達と遊ばない〕
って事は思わなかった。