1つずつ確かめるように
写真立てを手に取る陽菜に





タクシ
「日が経つの早かったね…。」





ヒナ
『…凄く早かった…
高校だって卒業出来るなんて
思ってなかったし…』










―――…ギュッ





拓真に抱き締められ





―――…ゴロン





手に取っていた写真立ては
陽菜の手からスルリと床に落ちる…










ヒナ
『………た…拓……ン…ン』





不意討ちにキスをされ
両手で拓真の胸をグィと押し返す





ヒナ
『………た…拓…真……』










タクシ
「そうゆう色っぽい声…
…反則……」





カァーと見る見る内に赤くなる顔を
俯いて反らす陽菜を見て










タクシ
「そうゆう顔も…
…反則……ね…」





―――…チュッ





唇に触れるぐらいのキスから
自分の理性が
おかしくなりそうなほど
深いキスをする拓真…