初めてじゃないハズなのに…





こんな事……





今まで
沢山してきたハズなのに…










心臓のドキドキが
拓真に聞こえちゃいそぅなぐらい
大きな音を立てて…










―――…ギュッ…










腕を回してる手に
力が入ってしまう陽菜に





タクシ
「―――…陽菜…
やめようか………」





ヒナ
『…ち…違うの…ごめんね…。

何か…凄く…

―――…ドキドキしちゃって…』










タクシ
「―――…俺もだよ…」





ヒナ
『…………。』










――――…ドクン…ドクン…










陽菜の手を取って
拓真の胸に当てられた
手の平からは
拓真の早い鼓動が伝わり





タクシ
「初めてみたいな感じ…。

――…って言うか

本当に好きな娘とするのは
初めてだから同じ事かな…」





そぅ言って
ニコッと優しい笑顔を向けられ