―――…次の日。
窓から差す日の光で
瞳を覚ますと
タクシ
「陽菜おはよ♪」
寝ている陽菜の隣に座り
髪を撫でてくれている
拓真が居た。
ヒナ
『………おはよ…
起こしてくれて良かったのに…』
タクシ
「………寝顔…
見てたかったから♪」
―――…ガバッ
恥ずかしくなって
思わず布団で顔を隠して
瞳だけを覗かす陽菜に
タクシ
「気持ち良さそうに寝てるから
起こせなかった♪
早く朝食、食べて海に行こ♪」
朝からテンションの高い拓真の
無邪気な笑顔で迎えた2日目。
綺麗な海で一杯遊んで
帰りにお土産を見たり
おやつを食べたり
夕方には
フェリーに乗って
クルージングもした。
帰り際に
浜辺で夜の星を見ながら
翼の話もした。