タクシ
「今日は一杯、回ったね♪
明日も天気良いみたいだし☆」





ヒナ
『拓真は朝早くから運転で
疲れたんじゃない?』





1日を満喫した2人は部屋に戻り
シャワーも浴びてくつろぐ。





ヒナ
『また宝物が増えたね♪』





むら咲むらで


“増えた写真を飾ろう”


拓真の言葉に
2人で作った写真立てを手に取り
ベッドに横たわっている拓真へ
話し掛けると










タクシ
「………スゥ…スゥ…」






疲れてか
寝息を立てて気持ち良さそうに
寝てしまった拓真を見て










―――…カサカサ…





写真立てを丁寧に包み
大切に鞄の中へ閉まい

拓真の寝ている隣へ潜り込む。





《普通のカップルだったら…
こんな時は


―――…抱き合うんだろうな…》





そんな事を考えながら



陽菜は拓真の手を握り
眠りに付いた。