―――…トントン





数枚の写真を
テーブルの上で束ねながら





タクシ
「この写真ね
アルバムに入れようと思って
まとめて置いたんだ♪」





ヒナ
『今度一緒に
買いに行こうよ☆』





タクシ
「じゃぁ陽菜も
翼クンとの写真持って来て
2人で
翼クン専用のアルバム作ろ♪」





拓真の手の中にある
綺麗に束ねられた写真を受け取り
1人見返しながら





ヒナ
『―――…拓真…

……………ありがとね…。


翼の事思い出して
笑える日が来るなんて

思っても居なかったよ―――…』





拓真は陽菜の体ごと
自分の方に向けて座らせ
髪を撫でる。





タクシ
「俺は……

陽菜が隣で笑ってくれてるなら…
それだけで嬉しいよ…。」










――――…チュッ





軽くキスをすると…





タクシ
「あっ!ちょっと待って!」





急に立ち上がり…