その日の夜―――…
―――…RRR♪RRR…
ヒナ
『はい。もしもし前田です。』
ヒラオカ
「夜分遅く、すいません。
平岡と申しますが
陽菜サンお願いします。」
ヒナ
『はい…あたしですけど…』
ヒラオカ
「あっ!陽菜チャン?
今日は急に呼び出しちゃって
ごめんね♪」
ヒナ
『いぇ…別に…』
ヒラオカ
「…やっぱり迷惑だったかな?
陽菜チャンあんまり喋らないし…」
ヒナ
『いきなりだったんで
ビックリしただけです…。』
ヒラオカ
「そっかぁ♪なら良かった♪
ところでさぁ…
今、好きな奴とか
付き合ってる奴とかって
居るの?」
ヒナ
『…居ますよ♪』
光輝の事を思い出しながら
応えた。