―――…バシッ!!




















タクシ
「いい加減にしろよっ!!」





ベンチから立ち上がって
怒鳴った拓真を

叩かれた頬を
押さえながも睨み付ける陽菜…





そんなただならぬ光景に
公園の入り口に居た颯太サンが
見兼ねて
走り寄って来ようとした時…










―――…グイッ!










拓真は陽菜の腕を掴み
公園の出口へ歩き出した。