颯太サンからベルが鳴り
連絡を取った。





ハヤタ
「明日…少し話があるから
大学近くの公園で
会って欲しいんだけど…。」





ヒナ
『………はい…。』





ハヤタ
「じゃぁ、昼に待ってて♪」










2人だけで会う事も無く
たまに
電話で話をするだけの
関係が続いて2ヶ月…。

初めて会う約束をした時…


陽菜は別れを告げるつもりで
会う事にした。










―――――……





……―――――










―――…公園。





時間通りに来た陽菜は
そんなに広くない
公園内を見渡し
まだ来ていない颯太サンを
ベンチに座って待つ…





どのぐらい待ったのか…



待ちくたびれて、ぼんやりと
公園の入り口に目を向けると
人影が見えた。





《颯太サンだ…》





ヒナ
『―――…?!』





隣にもぅ1人
見えた人影…





公園の入り口で
何やら2人で話しをすると

颯太サンは入り口の柵に寄り掛り

見慣れた人影だけが
陽菜に向かって
ゆっくりと
歩いて来るのが見える。