〔dream〕では
夜明けまで皆で騒ぎ
そのまま
誰かの部屋に流れると
自然に学校はサボる事となって
夕方過ぎに家へ戻り
部屋に入ると
そのままベッドに横になった。
皆で騒いだ後の1人は
無性に淋しい―――…
―――…その時。
純クンからの手紙を思い出し
鞄から取り出すと
綺麗な封筒に入った手紙を眺め…
《………純クン…》
シンナーをしてしまった
後ろめたさから
《……今は…読めない》
―――…パタン
机の引き出しに閉まった。
結局……
いつまでも
逃げてばかり居る自分の居場所は
〔dream〕しか無いんだと…
陽菜は
夢衣の家にも行かなくなり
バイトも辞めて
〔dream〕へと通い出した…。