ヒナ
『………ハァ…ハァ…
―――…愛美…待ってよ……』





追い付いた愛美の腕を掴むと
諦めるように足を止めて










アイミ
「何で一緒に居るの?
何してたのよ?」





ヒナ
『――…この間…
翔平クンから電話が……』





勘違いしている愛美に
必死に誤解を解こうと

説明しようとした時……

















アイミ
「―――…やっ…たの?」





ヒナ
『…………ぇ?!…』


















アイミ
「“翔平とsexしたの?”
って聞いてんの!!」






―――…パシッ!





掴んでいた腕を無理矢理
振り払われ
勢いよく振り向いた愛美の唇は





怒りで震えていた―――…










ヒナ
『―――…そ…そんな訳…

………無いじゃん……だって…』








アイミ
「嘘、付かないでよ!!

どぅせ陽菜の事だから





すぐに寝たんでしょ?

sexしたんでしょ?!





じゃなきゃ愛美に内緒で
2人で居る訳ないもん!」










ヒナ
『…そ……そん…な……』