翔平クンと会う約束をした日

陽菜はバイトがあったから
学校が終わった後にバイト近くの
ファミレスまで来て貰らい


学生の多いファミレスの店内で
4人掛けテーブルに
向かい合わせに座る2人。










陽菜は
注目したドリンクを一口飲んで










ヒナ
『……出来心…それって…


――――…浮気だよね…。』





翔平クンは陽菜の言葉に
両手を膝の上に乗せたまま
俯きながら





ショウヘイ
「――――…本当…つい………」




















―――…ガシャーン!!





――――…パリーンッ…










突然
店内に響き渡る大きな音に
店中の人達が
音のする方に視線を向けると





そこには………










グラスを落とし
こちらを見つめて立っている





愛美の姿があった―――…















アイミ
「―――…な…何で?

…2人が一緒に居るの?!」





愛美のただならぬ形相に
陽菜は不安を覚え





ヒナ
『…ちょっ…ちょっと待ってよ…

――――…愛美…』





2人に向かって静かに呟き
泣きながら走って店を飛び出した

愛美の後を追い掛けた。