ママ
「相手は水商売の人だと思うの…
この○印は休みの日でしょう…。

写真からして相手の人は
日本人の人じゃ無いわね…。

お父サン…
人が良いから騙されて
貢いだりしてなければ
良いんだけど…」





いつもは威勢の良いお母サンが
凄く小さく見える。





ヒナ
『…お母サンは…
許せないの?別れたいの?』





ママ
「お父サンがこの人の事を
本気で好きなら…
仕方ないと思ってる…。

でも…

この家を出てしまったら
お母サンの親も居ないし
行く所が無いから…

ここに置いて貰うしか
ないんだけど…。」





お母サンは
目に涙を溜めて俯いた。





ヒナ
『1度…
ちゃんと話した方が良いよ…。』





ママ
「解ってる…。
それで…もし…本当に
【離婚】って事になったら…
陽菜はどぅする?」





ヒナ
『………どぅするって…
………陽菜は家を出る…。』