タケル&ヨウスケ
「やったぁ〜!!」
そんな微笑ましい光景を見ながら
両手を上げて叫ぶ2人。
タケル
「来る前にアイツ…
“告る”って宣言したんだ♪」
《あ〜!だからさっき
陽菜の口押さえたんだ…》
タケル
「さっきは、ごめんね☆」
ヒナ
『…ぅぅん…』
喜んでいる健クンに
陽菜も笑みが溢れ
首を横に振り
ヒナ
『良かったね♪愛美…。』
愛美に近寄って抱き付くと
アイミ
「……うん…」
ショウヘイ
「お前…泣き過ぎだし〜!
一生懸命頑張った化粧
落ちてるぞ♪」
そぅ言いながら
愛美の涙を指で飛ばす。
アイミ
「…あ…愛美は…
素でも…可愛い…もん!」
ショウヘイ
「はいはい…」
翔平クンは再び
自分の頭を掻いた…。
―――…ガサガサ…
ヨウスケ
「上手くいったって事で
花火も買って来たから
パァ〜っとやりますかぁ♪」
―――…バサッ…
抱えきれない程の
花火とお酒を指差す遥助クンに
ヒナ
『…こ……こんなに沢山?』
ヨウスケ
「健が“あれもこれも”
って選ぶからさぁ〜♪」
ショウヘイ
「じゃぁ
花火大会始めぇ〜!」
その掛け声と共に皆は
自分の好きな花火を手に持ち
火を付け始めた。
―――…ヒュゥ〜
――――…パーンッ!
夜空に
綺麗に光る
―――…花火。
きっと
翼にも見えるよね…。