宿の前には心配した
愛美と夢衣…
―――…そして
翔平クンと遥助クンが居た。
―――…タッタッタッ…
アイミ
「……何…やってたのぉ?」
陽菜の姿を見て安心したのか
半ベソで掛け寄って来る愛美に
タケル
「ごめんね♪
帰ろうとしてた陽菜チャンに
たまたま会って俺…
連れてっちゃった♪」
心配していた愛美と夢衣に
申し訳なさそぅに言葉を掛ける。
ユイ
「心配したんだよ…。」
アイミ
「…翔平クンに会ったから
…グス……聞いたよ…。
だから…
一緒に待ってたの…。」
後を追って来た夢衣は
泣いている愛美の肩を抱く。
ショウヘイ
「“健が一緒だから大丈夫♪”
って言ってんのにさぁ〜☆」
翔平クンが後ろから
愛美の頭に手を乗せると
アイミ
「…だって…グス……」
ヒナ
『…心配掛けて…ごめんね…。』
陽菜も愛美に近寄って
肩を抱いた。
ショウヘイ
「明日一緒に遊んでやっから
もぅ泣くな♪」
翔平クンは愛美の頭に置いた手で
髪の毛をクシャクシャとすると
アイミ
「…別に…
遊んでくれなくたって…
…グス…泣き止むし!…」
そんな会話をしながら
「じゃぁ、また明日ねぇ〜♪」
翌日、遊ぶ約束をして
皆は帰って行った。