真っ直ぐと見つめられる瞳から
視線が外せずに
ドキドキと早くなった鼓動が
聞こえてしまいそうな程
大きな音を立てる。
コウキ
「先生が戻って来るまで
傍に居るよ♪」
ヒナ
『―――…でも…』
ドキドキが治まる前に
顔から火が出そうな程
真っ赤になってる
陽菜のおでこから手を離し
布団の上からお腹に手を置き
優しく擦ると
コウキ
「俺、光輝♪先輩は?」
ヒナ
『…………ぇ?…』
コウキ
「先輩の名前♪」
ヒナ
『………ぁ…陽菜…』
コウキ
「陽菜先輩か♪」
そぅ言って
優しい瞳で微笑んだ。