それから
浜辺でナンパされた奴らと
日が暮れるまで遊び
1度、お互いの宿に戻り
夕食を済ませてから
夜は浜辺でお酒を飲む。
男達が持って来た沢山の酒も
残り数本になった頃には
お互い気に入った人と
居なくなっていて
陽菜も
隣に居た奴と2人きりになると
当たり前のように陽菜を押し倒し
首筋にキスをする男に抵抗せず
されるがまま身を任せた…。
《いつもの事》
押し倒されてから
ゆっくりと開けた目に
飛び込んできた…
満天の
―☆ 夜星 ☆―
ココは海―――…
浜辺で
男と体を重ねようとしている…。
星になった翼の前で………
翼に
―――…見られている気がした。
ヒナ
『…ゃ…ゃめて………』
服を直しながら
起き上がろうとする陽菜に
♂
「ハァ?!
今さら何言ってんの?
ふざけんなよ?!」
無理矢理迫ってくる男に
ヒナ
『やめてよ!』
―――…ドンッ!
男を突き飛ばし
宿に向かって走った…。