力強く
抱き締めてくれてる



優しく
髪を撫でられてる










こんな気持ち…




久し振り―――…





何日振りだろう…





気持ち良く
グッスリ寝れた気がした。















心地良い気持ちで
ゆっくりと目を開けると…





そこは





見覚えのある部屋…



何だか
懐かしさを思う部屋…










翼と
何度か来た事があったから
覚えてた。





《………純クンの部屋?…》










ジュン
「………やっと…起きた…。」





声のする隣にフッと顔を向けると

陽菜を抱き締めながら
髪を撫でてる純クンが居る。





《隣で…
抱き締めてくれてたのは…

髪を撫でてくれてたのは…



純クンだったんだ―――…》












ヒナ
『―――…覚えてなくて…

何で…
…………純クン家に…居るの?』





ジュン
「昨日…
久し振りに剛に会って…



“皆、居るから”



って言われて
剛の家に行ったんだ…。



―――…そしたら…

陽菜チャン…居て……」





《シンナーやってた時だ!》







―――…ギシッ…





純クンの顔が見れずに目を反らし
ベッドから降りた。