“学校だけは行こう”





翼との約束を思い出し
学校へ行く事にしたけど…





皆の
話し声や笑い声。



前と
何も変わらない学校。










変わったのは…



陽菜の気持ちだけで…





そんな陽菜にも…


仲間が居てくれたから
学校には通えた。










―――…でも…










夜になると

辛くて―――…





1人に

なりたくなくて―――…










《〔patio〕に行けば…
翼に逢えるかもしれない…》








そんな気持ちで
夜の世界へと出てしまう…










何処で
何をしていても





皆と
一緒にいても










孤独を感じてた―――…










―――…そして…





翼と居た時には止められていた





酒も

タバコも

シンナーも

援交も





再び…

手を出していた―――…










駄目だと解っていても…





それに逃げる事しか…

この時の陽菜には



出来なかったんだ――――…