無気力のままの陽菜を見兼ねて
家まで送ってくれた純クンは
――――…最後に…
ジュン
「………翼…
本当に陽菜チャンの事…
大切に思ってたんだよ―――…
翼が陽菜チャンと
付き合わなかった理由…。
―――――……
“陽菜の事好きだけど…
〔彼氏と彼女〕になったら
sexしなくちゃならないだろ?
そしたら陽菜は…
【あの事】を思い出すから…
―――…俺は…
陽菜の悲しむ顔や辛い顔は
見たくない…。
それだったら…
――――…今のままで良い”
……―――――
そぅ…言ってたんだよ?…
…翼…らしいよな……
落ち着いたら2人で…
逢いに行ってやろう…。」
陽菜にそれだけ言い残し
背を向けた…。