“ヤベー♪
我慢出来なくて中出ししちゃったよ♪”



“中出しはヤバイだろぉ〜♪”



“1回ぐらい、どぉって事ないって♪”










お母サンの言葉には答えず
陽菜に問い掛ける先生の顔を見て





ヒナ
『……そ…それは……

……ウッ…ォ……オェ……』





カンゴフ
「だ…大丈夫?…」





悪夢を思い出し
嗚咽を繰り返す陽菜が看護婦サンに
背中を擦られている横で





センセイ
「間違い無いと思いますので
産婦人科の方へお願いします。」





ママ
「………ま…さか……」









―――…あの時の…





頭には【悪夢】が蘇り
震える両手を口に当てると



涙が零れた―――…










お母サンはビックリした表情で
顔が青冷めながら陽菜の肩を抱き
産婦人科に向かうと
周りの視線は
お母サンと陽菜に向く。










カンゴフ
「あちらの部屋で下着を脱いて
台に乗って下さい。」





陽菜を見ると
上から下へと視線を動かし
汚い物でも見るような表情をする
先生と看護婦サン。





俯いたまま言われた通り
隣の個室で下着を脱いで
台に乗ると





足を広げられて


冷たい棒みたいな物を入れられ










あの時の恐怖を思い出し
唇を噛み締めながら


涙を堪えた―――…