「瑞希っ、大丈夫!?」




「っゎ!太一っ」




心臓が30㎝飛び出ると思った
慌てて引っ込めて
何?いーのに、来なくて



と言う



「だって心配だし、単純に」



慌てて走って来たからか
髪が少し乱れてる



くしゅっとした
軽いふわふわの髪が
風に吹かれて
ちょっとボサついてやんの



それを眺めていた
晴は何を感じ取ったのか
知らないけど


先行ってるで、
と言いふらふらぁっと歩いてく