私は晴れない気持ちのまま、おもむろにケータイを開く。
着信3件。メール2件。
着信:サツキ
サツキ
サツキ

受信:サツキ
サツキ

私は少しとまどいながら、受信BOXをひらいた。
"今日は先に帰ってしまってごめん
また、一緒帰ろ"

本当にうれしかった。
サツキはちゃんと愛してくれている。
さっきまでの自分が嫌になった。
私は急いで返信をうつ。

"こっちこそ、ゴメンね。
長引いちゃて、、、。
また、一緒に帰ろ"

私の足どりは軽快に。
どこまででも、歩いていけるような気さえした。
「どうしたの?」
なっちゃんは、私の表情を見て首をかしげてる。私はサツキからのメールを見せる。
「じゃーん。サツキから!サツキ、かっこよすぎ///」
「ノロケてきたー。んもぅ、リア充スギ」
今までにない、甘い気持ちにひたった。
今はからあげよりサツキの方が好きかもしれない