「絶対いやぁ!!」

私はとりあえず叫んだ。うん。別に叫んだからって何とかなるわけじゃないです

「俺のこと…嫌い?」

「いや…嫌いなわけじゃ…」

まだ何の感情も持っていないと思います

そう言うと、真也は私の手をつかみ、頭の上で片手でつかんだ

「離して…よ」

私はその行動にびっくりして真也の方を見て『離してよ!!』と言おうと思った。…なのに…真也が…あまりにも真剣な目で見るから…いえなくなってしまった

「なんで?離してほしいなら…抵抗しなよ」

真剣な瞳の中に挑発するような色を込め、私に言ってきた

…抵抗…

「無理…」

「なんで?」

なんでってそりゃぁ………。あれ?なんでだろう