『早く孫作ってよぉ…』
そんなことを電話越しにほざくのは私の母親である。真也と暮らし始めてからもう2週間が経つ
「…無理。まだシてないし」
『はやくぅ…』
「無理なものは…あ」
私がまるで子犬のような声を上げる母親にきっぱり言っていると、受話器を真也に取られた
「お義母さん…大丈夫です。すぐに作りますよ」
笑顔でものすごいことを言う真也はすごいと思う
って…ぅおいぃぃい!!
私は口には出さないが、心の中で悲鳴を上げた
子供は作らないよ!?私まだ高校生だからね!?
「はい…わかりました」
そう言って真也は電話を切った
「…お母さん…なんだって?」
「子供は女の子がいいって」
いやぁぁぁあ!!かってに話が進んでるぅぅぅう!!