「本当に、いたくない?」

「真也こそ平気なの?途中から辛そうだったけど」

「…」

私から視線を外す真也。やっぱりつらかったのか

私は真也の背中に手を伸ばし、抱きしめる

「私は大丈夫だよ」

「そっか…じゃぁ」

「ん?」



「もう一回する?」




「しないわっ!!」

この変態!!なんで朝からしなきゃいけないんだ!!

「ほら、今はまだ裸だし」

「着替えてくる!!」

私はベッドの近くに置いてあった薄い毛布を体に巻いてベッドから起き上がる

そして、そのまま部屋の扉に手を掛ける


「千景」