「なんで…?」

「だから…その」

「……抱いて…くれる?」

「……」

真也が無言でうなずいた

抱くなら夜でもいいだろうに

それまで我慢すればよいだろう


なのに、なぜ授業をさぼる?



「夜…じゃないの?」

「その…そういうこと考えだしたらその…」

真也らしくもなく、モジモジしている

可愛いなぁ…


真也に抱く気があるというのがわかった瞬間、私の涙が止まり、心が軽くなった