「……」

涙がどんどん頬をつたわる



「……お前を嫌いになったわけじゃない」


やっと聞けた真也の声


それでも、不安はなくならなくて、涙はどんどんあふれて



止められなくなっていく



「…じゃぁ、なんで?」

「…」

「なんで?」


「お前…昨日のこと忘れたのか?」

「覚えてるよぉ…結局ヤってくれないし」


「…あのな…?俺はお前を大事にしたいわけ」

「…?」