「真也…」

「…」

無言で自分の席に着く真也。成程ね。徹底的に無視を決め込むわけだ



ふざけるな



「真也、ちょっとツラァかせ」


「千景、それじゃヤンキーだから。千景はそんなキャラじゃないから」

冷静にツッコミを入れる美愛を無視して真也の首根っこをつかむ


パシ

「…」

無言のままはじかれる手

……泣く


「あぁ!?千景が泣いてる!?あれ?笑ってる!?どっち!?ねぇどっち!?」

さっきまで冷静だった美愛があわてる

あぁ、私は笑ってるのか





「ふ……はは」


口から声が漏れる