「ぉうご!?」
奇妙なうめき声をあげる私。いきなり突進してきた美愛は私に抱き着いたまま離れない
「大丈夫!?」
「…あ…はは。今は死にかけ…かな?」
首を絞められていたいです。そして、息ができないです
「何されたの!?誰に何されたの!?」
「美愛に…首を…」
「私!?」
「美愛さん、その辺にしときな。千景が死にかけてる」
真也の声は低く、重い。でも、どこか落ち着く
「…真也、助けて」
「…」
無視かい!!さっき助けてくれようといたよね!?なのになぜに無視!?イジメ?あからさまに無視していじめようってか!?
「…千景、泣いていいよ。フラれたんだね」
盛大な勘違いをして私を慰める美愛。うん、たしかにフラれたみたいな感じになってるよね。無視とか、結構傷つくわぁ…