「…おはよう?」



なぜかいつもは私より早く起きていた真也。いつもは私より遅いのに。

無言でなにかを作っている真也に軽い恐怖を抱きながら声をかける。

「……はよ」

帰ってきたのは短い返事。

ふてくされてんの?ふてくされたいのは私んだけど。昨日抱いてくれなかったし。結構ショックだったんだぞ

「……真也君や、君は何を作っているのかい?」

「…うな重」

「まさか、朝から食うの?」

うな重を朝からはいろいろやばいだろ。おかしいよ。朝にしては重すぎるよ

「あぁ」

「重くね!?」

まさかの朝からうな重。私は朝食が食えないけど(胃が弱いうえに、食欲がないため)…真也、そんな重いモノ朝から食って平気なのか?