もう、元カノはどうでもよくなりかけている

はっきり言って、私だけが好きと言ってくれたことで私は救われていた

安心しきっていた

だから、こんなことを求めたのだろう



「真也がほしい」


もう一度同じ言葉を繰り返すと、私は真也に抱き着き、顔をうずめた


「お前、それ本気か?」

「冗談でこんなこと言えないよ」

「じゃぁ、ベッド行くか?」

そっか、ベッドでやるんだもんね。そうだよね

「お風呂入って……」

私は真也の腕から抜けると、方向転換して風呂場に向かった