「いいけど…学校…」

「キスだけ」

キスだけって…ほかに何があるんだろう?

そんな疑問が一瞬で吹き飛ぶぐらい、私を夢中にさせるキス。キスを心地よいと思うのは、相手が真也だからだろう。ほかの人だったら気持ち悪くて殺したくなっているとこだ

「…ん」

真也の舌が入ってきて思わず出る声。それと同時に体中から力が抜けていく。真也に抱き着いて体勢を保っている状態だ

「……しん…」

「…時間か」

真也が私を開放する。どうやらそろそろ準備しなきゃいけない時間になったらしい。

終わっちゃた…

「…また学校で隠れてやろうか」

「……変態?」

「…千景がほしそうな顔してるんだよ?」

「してない」

絶対そんな顔してないもん。するわけないじゃん。真也じゃあるまいし