「あり得ないんだけどっ////
フツーあのタイミングでするか!?」


この俺がキスしてやったんだぞ?


もーちょい喜べよ。


「…もうっ////」


ぺたん


…と、宮前は座り込んだ。


「?
何座ってんだよ?
五時間目始まるぞ。」


「…そうなんだけど…
腰が抜けちゃって。」


はぁ?

ババアか、こいつは。


「しゃあねえな。」


ひょい


…と、俺は宮前を持ち上げた。


「きゃっ
…ちょ、ちょっと下ろして!!」


軽。

こいつ、軽!


何食ってんだ?


「あぁ?
なんで?」


「体重重いもん!
…恥ずかしいしっ////」


ほう。


「んじゃ下ろさねえ。」


「なんで!?」


宮前の恥ずかしがってる顔好きだからだよ。

つか下ろせって言われたら下ろしたくなくなる。