「逢沢くんに告ったら、“俺も好きだった”だって♡」


「な…何言ってるの?
美紀ちゃん。」


逢沢は、あたしにもその台詞言った。


…でも、逢沢はそんな軽い奴じゃないよ。




逢沢は、昔とは違う。


「じゃぁ、あたしそろそろ帰るねぇ。
憐ちゃんも早く帰った方がいいよ?
…そんじゃ、バイバーイ!」


美紀ちゃんはそう言って、教室から出て行った。








…あたしは、そこから動けなかった。






何でだろう、逢沢と美紀ちゃんが付き合ってるなんて言われると…

胸が、すごく痛い。



すごく、痛いよ…