「今…
丁度1:00だ。」


ガーーーン……


なんたる出来事。


最悪だぁ。

母さんと憐は、御対面する運命なのかもしれない。




ガチャ…




「ただいま~」


父さんだ。


「どこ行ってたんだよ?」


「いや~ちょっと散歩をね~」


散歩って。

すっかりジジイだな。

顔は、若そうなのに。

つか、俺と同じ顔なのに。


「あ。
それとな~」


父さんは、何故か玄関のドアを開けに行く。


「?」


なんで?


「さっき階段で会ったんだけど~
蓮の彼女~?」


…ぃっ!?




ガチャ





と、父さんがドアを開けて、出てきたのは…