「本当に、俺でいいわけ?」


「…うん。
蓮じゃなきゃ、いや。」


蓮がいいの。

蓮以外の人じゃ、ダメなの。


「…やっと、俺のものになったんだよな?」


「う、うん…////」


あたしは、蓮のものだよ。

ずっと。


「蓮は?
あたしのもの?」


「当たり前だろ、バカ。」


そう言って、蓮はあたしの頭をぐしゃぐしゃっと撫でた。


「…ぷっ。
変な髪型。」


「蓮がボサボサにしたんじゃんーっ!」


蓮の、頭の撫でかた好きだ…

ぐしゃぐしゃになるけど。


でも、ぶっきらぼうで優しい…

蓮みたいで、好き。


「なぁ、我慢出来ねえんだけど。」


「…我慢?」


我慢って…

なんの我慢?