「あたし、蓮のことが…
好き!」
…い、言っちゃった。
恥ずかしい…
顔が真っ赤になってるのが、自分でも分かる。
「え…」
ふと、蓮の顔を見ると、驚いた顔でこっちを見ていた。
「い、今…
俺のこと、好きって言った?」
コクン…
と、あたしは頷いた。
「…ょ、よっしゃぁぁあああ!!!」
蓮は、急に叫びだした。
「れ、蓮…?」
「憐!!」
グイッと、蓮はあたしの腕を引っ張った。
「あ~も~!!
今俺、すげえ幸せ。」
蓮は微笑みながら、あたしを抱きしめた。
温かい…
蓮の腕に包まれて…
温もりを、感じるよ。
「本当に、俺でいいのか?」
「…バカ。」
蓮でいいんじゃない。
「蓮が、いいんだよ。」