「ねぇ、隼人。
どこ行くの?」
あたしはてっきり教室で話するんだと思ってたけど、違った。
「体育館裏~!」
体育館裏?
そこで話って…
なんの話ー?!
なんか怖いんですけど。
ヤンキードラマみたい。
まぁ隼人はヤンキーじゃないけど。
「…大事な話って?」
体育館裏につくなり、あたしはすぐにそう聞いた。
「おぅ…
あのさ、今からいうこと、嘘じゃないから。
信じてくれる?」
「うん!
もちろん!」
隼人が嘘下手なの知ってるもん。
信じるよ!
なんの話なのかは、全く分かんないけど。
「サンキュ…」
隼人は、そう言ったあとに、深呼吸した。
「えっと、だな…」
「もー早く~!」
もったいぶらないで、早く教えてよ~