「…憐。
今日は取り敢えず逢沢のことちゃんと考えてあげて。」
夏海…
「う、うん。」
「考えても、それでも分からなかったら…
しょうがないから、あたしが手助けしたげるよ。」
百優…
「ありがと、二人とも~!!」
ぎゅっ
…と、あたしは二人に抱きついた。
「ちょ、やめてよ。
暑いからぁ。」
「ははっ!」
二人に相談してよかった…
そうだよね。
分かんないままじゃ、ダメだよね。
ちゃんと考えなきゃ。
蓮のこと…
「じゃ、帰ろっか。」
「うん!」
今日は、図書委員の仕事ないよね…?
あっても、行けないよ。
まだ答えもでてないし。
気まずいだけだ。
ごめんね、蓮。