ガラッ


俺と憐は、また視聴覚室に来た。



視聴覚室に入った瞬間…


「蓮…あたしのこと避けてる、よね?」


と、憐は言った。


「避けてねえよ。」


「じゃ、あたしの目見てよ…」


…。


「分かった。」


俺は、そう言って…

憐の目を見た。



ドキ…


「…あのさ、憐。」


俺は、憐の背中を壁につけて、腕を押さえつけた。


「憐は、俺のことどう思ってるわけ?」


「ど、どうって…」


今度は、憐が目をそらした。


「俺は…憐が好きだ。」


すんげえ好きだ。

どんどん、好きになっていく…



「あ、あたしは…」



第四話に続く。