朝…



登校中…


「蓮!」


…後ろを振り向くと、そこには、憐が居た。


「…ぉ、おっす。」


ヤバ。

声震えてる…。


ドキ…

ドキ…


心拍数が、いつもより半端じゃねえ。

あ~もう…すんげえ意識しちまう。


「?
蓮、目赤くない?」


憐がこっちを向いて、俺と憐の目がぱちっと合った。


「…っ////」


て、何照れてんだよ、俺!!


「蓮、顔真っ赤…
熱あるんじゃないの!?」


憐は、俺のデコに手を当ててきた。




ぱしっ




「あ…」


俺は、憐の手を払っちまった。


「わ、悪い。」


「蓮…?」


「…っ」


俺は、その場から逃げるように、憐を置いて、学校に行った。