「さ、佐々木…っ////」


明らかに光輝を見て、顔を真っ赤にした、憐の友達B…

えーと、名前何だっけ?


「千歳…!」


そうだ!

千歳 夏海だ!

思い出した~


「ち、千歳…あの…ゆ、浴衣似合ってる。」


「あ、ありがと、佐々木っ////」


分かっちまった。

光輝の好きな奴。

一瞬で。



つか、光輝がこんなに分かりやすいやつだったなんて。

いや~初々しいな。


「じゃぁ、そろそろまわろっかー!」


憐がそう切り出して、俺たちは屋台をまわる。



「憐、昔みたいに輪投げしようぜっ」


「うん、いいよ!
勝負しよっ!」


憐の崎本は、楽しそうにそんな会話をしている。


「…チッ」


俺は、憐の手をギュッと握った。


「え、ちょっ…蓮?!」


憐はやっと、俺の方を向いた。