「あ!
蓮!隼人!
お~いっ!」


この声…


「「憐っ!」」


ゲ。


崎本とハモっちまった。

きしょくわる~。




憐と、憐の友達AとBがきた。



つか、憐…


「憐、浴衣じゃん!」


俺が言おうとした台詞を、崎本が代わりに言った。


「うん。
久々だよ、浴衣着るの。」


「すんげえ似合ってる!」


崎本がそういうと、憐はへへっとうれしそうな顔をした。



…チッ。

つまんねえな。



なんなんだ、崎本の奴。


俺の言いたかったことパクりやがって。



「お待たせ~!」


そう言って走ってきたのは、光輝。


「おぅ!光…「佐々木っ!!!」


…なんか今日は、全然台詞を言わせて貰えない日だな。