怪しい・・・。


何だろう・・・

それより・・。


言えなくなっちゃた・・。


「そっか!楽しんできてね」

「もちろんだよ」
「ぁはは」

それから流行の話などしたり・
あの人とあの人は付き合ってるなど
色々な話をした。


ガラガラガラ


すると教室のドアが開いた。

「ぉ~」

角野卓三だった・
北野卓三か・・。


「ぉぉ!!!角野卓三じゃね?」

勇也が叫んだ。

「ごほんっ!北野だ」

「ははははははは」

クラスは、盛り上がった。


それにしても・・・。

隣の和也だっけ?

何でこんなしらけてんの?


ピアスがたくさん空いていて
髪も金髪に近い色に染めている。

いわゆる?チャラ男?

遊ぶのにはんもってこぃなんだけど・

私が和也君をじっと見ていると

「何?」

急に喋りかけられたので、ビックリした。

「ぇっ!?」

「さっきからカン飛ばす姉ちゃんだね~とか思ってた。」
意地悪な顔してそう言った。

「はぁ?姉ちゃんてタメだしね」

「ははは。そぉだな」

笑った顔はすごく可愛かった。

少しドキっとしちゃった・・。

こんな風に笑うんだ・・。


「てぃうか名前何だっけ?」

和也がそう聞いた。

私はどこかショックだった・・。

何でか分からないけど・・。

「最悪ぅ!覚えとけよぉ!!」

「わりッ!」

「もぉ・・ぁりぇない」

私が独りぶつつ言ってると・・

「美香だろ?」

「ぇ?」

「佐藤美香だろ?」

「ぅ、ぅん・・・。」

「覚えてるぜ?」

「私だって!」

「ぉ?」

「中野和也でしょ?」

「ピンポーン!!」

「やったね☆」

私は両手を差し出した

「ん?何だよ」

「ご褒美ちょうだい」

「馬鹿言ってんじゃねぇよ!」

和也はそう言って私をデコピンした
「いてっ!」

「はは!馬鹿じゃね」

「ぅっさぃ!」