「えぇ・・だるぃ」

「なんだよッ!!」

「だってぇ」

「マジわがままだなぁ」

勇也は意地悪な目でそう言った。

「ぅるさぁい!てか!」
「ぁ?」

「チャリ!!」
私はひらめいたように言った。

「ねぇもん」

「亮の使おうよぉ」

「亮サンにしばかれるし」

「大丈夫だし!私が言っとく★」

「塚、美香が前?」

「なんでよぉ!逆でしょ?」

「えぇ、美香おめぇもん」

「失礼な!重くぁりませ~ん!!」
「嘘だょ」

「ばぁか」

勇也はチャリを取り出してきた。

「よし!!」

「感謝しろよ?」

「りょ~かぃ」

「よっしゃぁ!」

勇也は気合を入れてこぎ始めた。

「おめぇ・・・。」

「マヂ!!」

「ばぁか!嘘だよ」

「焦ったじゃんかぁ」

「美香あなんて超余裕」

勇也はニカっと笑った。

私はいい友達を持ったなぁと思った

こんなの傍から見れば、カップルじゃん。

私てっきり勇也の腰に捕まってるし・・・・。

友達だからぃぃんだけど・・・・。

健・・・・こういうの気にするかなあ・・・。

前の私だったらそんなの気にしなかったのになぁ・・。

一人でそんなこと思ってると・・・。

「なぁ」
「ん?」

「最近、優と仲良くいってねぇの?」