一人じゃなくて良かったと思った。

エリカがこうやって言ってくれて気持ちがすごく楽になった。


私達はそれからブラブラ歩いた。
そしてやっとマルキューへたどり着いた。

「やっとだね」
「マヂだよ・」

私達はそのままエレベーターに乗り込んだ。

フロアに入ると、大音量のHIPHOPが耳に響いた。

私はこの音が心地よかったんだ・

「とりま回る?」

「だね」


私達は店を片っ端から行くことにした。


「はぁ~やばぃ」

「マヂ注ぎすぎた」

私達は今、そばのカフェだ


買い物を済ました。

たくさんのショ袋に自分もぞっとした

お金どれくらぃ使っただろう。

「バイト入れなきゃぁ」

エリカが財布を眺めてそう言った・

「やばぃねぇ・私エクも変えたいし」

「ぅちもエク色メッシュにしよぉかな」

「えりかガンメッシュでしょ?」

「ぁはは」

こんな他愛のない話をさえぎったのは私の携帯だった

「美香だよ」

「ぅん」

ちょっと戸惑った・
優かもしれない・


今話すのはなんか嫌だった。

でもとりあえず出た

「はぃ・」

「あ、美香?」

この声は健だった。

「あっ、健?」

「そ、俺」

「どしたの?」

「ちょっと会いてぇとか思った」
健がそんな事言うとは思ってなかったのでびっくりした