気づいていないふりをしていただけかもしれない。 だからこそあたしははっきりさせたかった。 中途半端な自分の気持ちがわからなくて・・・ 嫌で・・・・ 放課後、夕日の暮れなずむサッカーコートへ向かう。 どうしたらはっきりさせられるかなんて。わかんなかった。 ただ何か掴みたかったし、 心樹が見たかった。