『先生!!』


あたしはあいさつ後、すぐさま教卓へ向かう。



心樹も後からきている。



『教科書忘れました・・・。』
「教科書忘れました!!」


2人の声が重なる。



でもあきらかに心樹は悪くなんて全く思ってない口調だった。




国語の先生はすごぃ形相であたし達をみていた。



「国語の授業で忘れ物はしないでといっているでしょ!?

藤谷さんなんて、何回目だと思ってるの??


教卓の隣に10分間たってなさい!!!」